・「植物の〈科〉とアレルギー」用いる精油が何科の植物であるかを知っていることは、大事だ。キク科のカモミールに含まれるカマズレン(アズレン)には抗アレルギー作用があるといわれているが、キク科の植物にアレルギーを持っている人にこの精油を勧めることは出来ない。用途によっても違ってくるが、抗アレルギー作用を期待して用いる場合は、抗アレルギー作用のある他の科の植物を用いるべきだろう。 近年、花粉症が増加している。スギ花粉、ヒノキ花粉、人によって様々だが、アレルギーを持った人が精油を用いるときには、用いる精油が何科に属しているかという知識はとても重要になってくる。 参考図書:亀岡弘『エッセンシャルオイルの科学』(フレグランスジャーナル社) |